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2023.03.17
第6回バイスタンダー効果とラジカル研究会
2023年3月17日~28日、第6回バイスタンダー効果とラジカル研究会を開催しました。
今回は大阪公立大学理学研究科の児玉靖司先生をお招きし、講演をお願いしました。児玉先生は3月末で定年退職予定でしたので、約40年に渡る研究を振り返ってお話をして下さりました。いくつかのプロジェクトにおいていくつもの新発見をされ放射線生物学に貢献されてきたことを改めて理解しました。同時に様々な困難を乗り越えて道筋を開拓されてきたお話も拝聴でき、貴重な講演でした。夜遅くまで放射線発がんのディスカッションは続き、翌日もディスカッションはつきること無く続き、名残惜しい気持ちで解散となりました。児玉先生をはじめ、参加して下さった皆様ありがとうございました。
プログラム
1日目 (3月17日(金))
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13:10 近鉄榛原駅前(南口)より美榛苑行きのシャトルバスが出発
13:30 研究会開始(はじまりのあいさつ)
第一部 一般講演1(大広間)(座長:有吉)
13:35 – 14:05 小嶋光明(大分県立看護科学大学)
「マイクロビーム放射線療法の抗がん効果を細胞間コミュニケーションの視点から考える」
14:05 – 14:35 香崎正宙(産業医科大学)
「非照射組織における発がんメカニズムの本態の理解」
第二部 特別講演(大広間)(座長:菓子野)
14:35 – 15:35 児玉靖司(大阪公立大学)
「染色体からみた放射線影響」
15:35 – 15:45 休憩
第三部 一般講演2(大広間)(座長:熊谷)
15:45 – 16:15 有吉健太郎(福島県立医科大学)
「放射線応答を生物進化から考えてみる」
16:15 – 17:00 フリーディスカッション
17:00 美榛苑より榛原駅行きのシャトルバス出発
宿泊者はチェックインなど
17:30 夕食(会場:美榛苑レストラン)
第四部 一般講演3(客室(和室))(座長:香崎)
19:00 – 19:30 熊谷純(名古屋大学)
「水和水の放射線分解水素分子生成」
19:30 – 20:00 菓子野元郎(奈良県立医科大学)
「遅発性活性酸素の放射線応答における役割」
第五部 総合討論1(客室(和室))(座長:菓子野)
20:00 – 20:30 討論テーマ「放射線発がんの解明に必要なものは?」
20:30 – 21:00 討論テーマ「継世代影響:受け継がれるものは?」
21:00 – 21:30 フリーディスカッション
2日目 (3月18日(土))
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7:00 朝食(会場:美榛苑レストラン)(7:00~、7:45~、8:30~の3交代制)
第六部 総合討論2(客室(和室))(座長:熊谷)
8:30 – 9:00 フリーディスカッション「今後の展望」
9:00 研究会終了(おわりのあいさつ) ~ 解散
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